魔界の王を決める戦いに選ばれた100人の魔物の子が、人間界で選ばれた人間(パートナー)と共に最後の一人(王)になるまで戦う物語
主人公であるガッシュのパートナー、高嶺清麿は中学生の天才児。学校では嫉妬の目で孤立していました。
そんな時、イギリスにいる清麿の父親から記憶喪失の魔物の子ガッシュ・ベルが送られてきます。
清麿はガッシュを警戒しますが、ガッシュは真っ直ぐに清麿とぶつかり、道を示し、清麿を辛い毎日から救い出します。
魔界の王を決める戦いは、それぞれの魔物の子が持つ本を燃やし、燃やされた魔物の子は魔界に帰るといったものです。(戦いに敗れる=死ではありません)
そして、最後まで燃やされずに人間界にいた者が次期王様となるのです。
ガッシュは戦いを重ねていく上で、この魔界の王を決める戦いは、戦いをしたくない者までが人格を変えられ無理やり戦いを強いられていたことを知ります。
その魔物の子は言いました。「魔界に優しい王様がいてくれたら、こんな辛い戦いはしなくてよかったのかな?」と。
ガッシュはもう二度と、そんな悲しい思いをする子がいなくなるよう優しい王様を目指し、清麿はそのガッシュの素晴らしい目標を全力で応援します。
ガッシュと清麿は心の正しい魔物とは戦いません。自分が敗れてもその魔物が優しい王様になってくれるかもしれないからです。時にはそうして出来た仲間の魔物たちや、そのパートナーと凶悪な敵に立ち向かいます。
涙あり、笑いありで一人ひとりのキャラクーに愛着がわき、どの魔物の子も魔界に帰ってしまう時には涙が止まりません。
是非読んでほしい作品の一つです。