君はヒーローになれる
「君はヒーローになれる」
世界人口の八割が超常能力「個性」が発現した「超人社会」で、個性を悪用して私服を肥やす敵(ヴィラン)と、個性を持って治安維持や敵を取り締まるヒーロー。
人々はヒーローを讃え、そんなヒーローを目指す「無個性」の少年、「緑谷出久」の成長を描く物語。
ヒーロ社会で無個性はまさに致命的。
そんな現実を出久が努力と精神と知恵と仲間で切り開いて、夢に向かっていく様は爽快の極み。
「君はヒーローになれる」とは、第一話で、出久が憧れのトップヒーロー「オールマイト」に掛けてもらえた言葉である。これほど引き込まれて胸熱だった第一話は少し経験がない。
本作品は、「悪を倒すこと」というよりもヒーローの本質である「人を救うこと」を意識的に描いており。
出久やオールマイトが人を助け、ピンチになりながらも限界を超えて頑張る様は、心が震えること間違いないだろう。
特にオールマイトが巨悪に立ち向かい。打ち倒していく様は涙した。
少年漫画らしいとても読み口が清々しい漫画で、読み終わった後にはこの世界観の虜になっているだろう。
老若男女誰が読んでも楽しめるのもすごいところだ。自分自身も主人公と一緒に成長していきたいとか、年甲斐もなくそういう単純な気持ちになってくる。
自分はとりあえずおすすめの漫画を尋ねられたら、僕のヒーローアカデミアを薦めている。