AIと人間との違いが!?
「歌でみんなを幸せにする」を目的として作られたAIが100年後から来たAIと共に未来に起きる「人類とAIとの戦争」を防ぐ為にAIの発展するという歴史を修正する物語。
100年と聞いて長い話かと思いましたが歴史の修正点が4箇所しか無く、ヒロインの活躍の場が少なく感じました。
話は4箇所のシンギュラリイポイント毎に事件や事象を防ぐストーリー。各ストーリー毎にテーマ曲があり挿入歌で使用されています。それぞれ感情移入出来る曲となっています。
主人公ビビ達の活躍で事件は防がれたり、変遷されていきますが観ていると逆に発展が進むのでは?と思うことがありますが、その辺は気にせず各ストーリーを集中してみた方がいいと思います。
タイムリープものやパラドックスものは深く考えたりしない方が楽しめるものです。そもそも何で100年前なのって事になると話が成立しませんので。
その分曲や歌がこの作品の魅力をカバーしてくれていると思います。
登場人物がAI中心で人類の登場人物が少ないです。AIの方が純粋で使命に対して邁進しているのに対し、人の方が残酷であったり、弱く脆かったりする様に感じてしまうので、もう少し人類が出てると見応えが増したかも知れません。AIの見た目も主要キャラは人間そのものなので人類の出番は無かったのかも知れませんが。
AIでもビビやオフィーリアの様に悩みや葛藤が描写されてるので人間との違いが曖昧になってしまいます。人類側よりAIの方が感情移入してしまいます。
全体を通しての感想は曲が非常によく、感情移入出来るアニメだと思います。ビビとマツモトの掛け合いが非常によいです。
人類とAIを創造主と人間に視点を換えて見てみるのも面白いかと思います。