奥が深い
舞台は三重の壁が建てられた町です。主人公エレンという少年が住んでいた町も壁に覆われていてます。壁があるのはこの世界にいる巨人という恐ろしいものから守ってくれる役割がありずっと大丈夫だと住民達は思っていました。しかし突然現れた超大型巨人の出現によりこの安全神話は崩れ去り街や壁は破壊されて住民や母親を踏み潰されたり食べられてしまい、亡くなります。エレンは母親を殺された怒りや憎しみから巨人をこの世から全て駆逐する事を誓います。成長したエレンは調査兵団と呼ばれる壁外で巨人と戦ったり調査する組織に入団します。調査兵団と言われる兵団の他に憲兵団や駐屯兵団、訓練兵団というのに分かれています。みんな訓練兵団という配属前の兵団で自分が行きたい兵団を決めて入団します。エレンは親友のアルミンや家族のミカサと共に調査兵団として活動します。戦っていく中で巨人の知らなかった生態や入団した中に敵の存在がでてきて今まで敵だと思っていた巨人の詳細を知ります。又エレン達が住んでいたのは島国だった事や、エレン達の民族が世界の人々から恨まれている事がわかります。敵は巨人だけではなく、人もいてなぜ恨まれているのかは、この世界の成り立ちや歴史に深く関わっています。ファンタジー要素もありますが戦争や他国との歴史問題等現代の問題点と通ずるところもあり、考えさせられるところもあります。ぜひ読んでほしい漫画です。