コンスタンティン / Constantine

コンスタンティン / Constantine

『コンスタンティン』とは2005年にアメリカ合衆国で公開されたアクション・ファンタジー映画である。監督はフランシス・ローレンス、主演はキアヌ・リーブス、共演を務めたのはレイチェル・ワイズ。宗教観の濃い世界観を斬新かつスタイリッシュな映像で表現し、話題となった。この世には人間界、天界、地獄の三界が存在し絶妙なバランスで成り立っている。凄腕の悪魔祓いジョン・コンスタンティンはこの均衡に異変を感じ、女性刑事アンジェラ・ドッドソンと共に世界の存亡を脅かす陰謀に立ち向かうのだった。

kurumi_hakoのレビュー・評価・感想

コンスタンティン / Constantine
10

タイトルなし

悪魔祓いが出来る主人公のジョン。彼は昔、自殺未遂をした事によりそれがキッカケで霊や悪魔が見えるようになります。そして悪さを働く悪魔たちを地獄に帰し、生きた人間を救うことで、自分の天国行きの切符代稼ぎをしています。
キリスト教では、自殺は殺人と同じ意味合いになるので、自殺未遂をしたジョンの死後はもちろん地獄。しかしジョンは、自分が祓った悪魔たちのいる地獄に行きたくないのです。そんなジョンは、長年の喫煙のせいで末期の肺がんを患っていて、医者から余命宣告を受けていました。

人は変わって、ジョンと同じく幼い頃から霊が見える双子のアンジェラとイザベル。妹のイザベルは本当に霊がみえる話をすることにより、病院に入院させられるが姉のアンジェラは見えないと嘘をついてイザベルを裏切り刑事になります。そんな中、入院していたイザベルが自殺してしまいます。双子もキリスト教なので、自殺はありえないと思ったアンジェラは事件として妹の死の真相を探ります。妹が飛び降りる前の監視カメラからかすかに聞こえた、ジョンコンスタンティンという言葉を頼りにアンジェラとジョンは出会います。中立の立場として悪魔と天使の間に入り話を聞き問題を解決させる者もいたり、ジョンの悪魔祓いを手伝う助手や仲間がいたり登場人物全てがとても引き立っていて魅力的です。

日本では悪魔はあまり馴染みがない存在かもしれませんが、このコンスタンティンを観たら、きっともっと色々な悪魔関連の映画が観たくなるはずです。ジョンの余命は、イザベルの死の真相は、そしてジョンとアンジェラふたりの関係は、ぜひぜひ自分の目で観てみてください。