潔い!ブレない!
言わずと知れた有名マンガ・名作でありますので、誰がどうした、何がどうなった、などあらすじは書きません。伝えたいのはこのマンガの潔さ。何があるかって、バスケとケンカ、ただそれだけ。バスケ8・ケンカ2くらいかな。本当に潔い。ブレない。純粋なマンガ。ドロドロした人間関係があるわけでもなし、無意味にお色気に走るわけでもなし。余計なことがないのが良い。バスケに一生懸命。一生懸命練習して。一生懸命試合して。たまにケンカして。そうかといって真面目一辺倒では決してなく。シリアスな、真剣な展開のなかにも小気味良いテンポのギャク・ユーモア。ちょうど良い。描かれているテーマがブレないので、気にならない。そして個性的な各キャラクター達も、意外と謎な部分が多く。昔何があったか、バスケ以外に普段何してるのか。各キャラクターのバックボーンもあるけれど、ちょっと触れるくらい。匂わせるくらい。触れすぎないのがちょうど良い。あくまでも、メインはバスケ。一見、嫌味なキャラもいるけれど、結局、皆、バスケが好きで。皆「バスケットボール」で繋がっていく。時代設定はちょっと古いが、描かれている内容は時代に左右されない。好きなことに熱中している時の、充実感、爽快感を味わえるマンガです。