岡田くんのアクション素晴らしい
ザ・ファブルはヤングマガジンで連載された漫画の実写映画です。主人公の殺さない殺し屋「ファブル」を演じているのはV6の岡田くん。SPから肉体アクション派俳優として頭角を現し、本作では完成系ともいえるアクション俳優岡田君の魅力が余すことなく堪能できます。アクションは岡田君自身も考案しているとのことですが、後半のアクションシーンはキレッキレで見どころ満載。特に壁登り(ワイヤーアクションらしいが)のシーン以降必見です。劇中ファブルは家では全裸でトレーニングしたり風呂桶で眠ったりするのですが、これは感覚を研ぎ澄ますためとのこと。視聴率のためではなくストーリー上の設定なんだそう。
また、人物描写にも成功しており、映画の中に引き込まれました。大酒飲みの洋子に、かわいいヒロインの三月ちゃん、社長のジローさん、やばい同僚の貝沼、硬派ヤクザの海老原、今回のヒール役柳楽君のイカレ演技も素晴らしかった。端役に向井理や福士蒼汰を使うキャスティングも豪華でした。それにしてもイケメンなヤクザが多いです。ジャッカル富岡の宮川大輔に最初は判別つかなかった。キャラクター設定がしっかりしているので、端役のキャラの個別ストーリーをそれぞれ深堀してもスピンオフが作れそう!アクションだけでなく端役のキャラ設定も見どころ満載な映画でした。