10
青春を歌ったガールズトリオ
キャンディーズは、1972年にデビューして78年に引退したガールズグループです。「年下の男の子」、「ハートのエースが出てこない」、「春一番」、「夏が来た!」、「やさしい悪魔」、「暑中お見舞い申し上げます」、「アン・ドゥ・トロワ」、「わな」、「微笑み返し」等々多くのヒット曲と記憶を残しました。
彼女たちの魅力は、その楽曲がいかにも青春時代特有の悩みや喜びを歌ったものであることでしょう。またもう一つの大きな魅力は3人が作り出す美しいハーモニーだと思います。
もちろん一人一人を見てみると、途中からリードヴォーカルを務めることになった伊藤蘭の声の魅力も外せない魅力の一つですが、初期にリードヴォーカルを務めていた田中好子の甘い声もファンにとっては素晴らしかったのです。そして後期の「わな」でリードヴォーカルを務めた藤村美樹の美しい声も特筆すべきだと思います。
楽曲をみると、「春一番」や「夏が来た!」等のように季節感を感じさせる曲が多く、その季節が来ると聴きたくなるというところがありますね!その点では同時期に活躍したピンクレディーとは少し異なっています。
またキャンディーズは、同じナベプロの先輩だったザ・ピーナッツの楽曲をカバーしたアルバムも残していて、素敵な歌唱を聴かせてくれます。
キャンディーズの楽曲は永遠です。