伝説的なガールズグループ
SPEEDは、1996年にデビューしたガールズグループです。2000年に解散し、その後再結成もありましたが、13年にその活動には終止符が打たれました。
SPEEDの魅力は、島袋寛子と今井絵里子の歌唱力と4人のダンスでしょう。そして魅力の大きな一つは、作詞作曲を担当していた伊秩弘将の楽曲が優れていたことだと思います。
彼女たちの代表曲である「my graduation」 は青春時代における男女の別れを歌ったもので、似たような曲はいろいろありますが、ドラマティックかつ印象的な点で他の追随を許さぬ名曲です。その証拠に長く愛されているのがネットを見るとよくわかります。「Wake Me Up!」などには10代の少女の気持ちがよく表されていて、それを元気よく表現している4人に圧倒的な魅力が感じられますね。
彼女たちは、「ALIVE」以降はそれまでの楽曲とはやや異なり、青春の翳りのようなものも見事に歌いこなしていて、優れたミュージシャンであることが改めて裏付けられました。
彼女たちは70年代に活躍したガールズグループのキャンディーズと似ています。ただそこにダンスが加わっている点がより新しい感覚を感じさせるのです。
SPEEDが残したCDは今後も息長く聴かれ続けていくでしょう。