君のいる町

yasuyuki5のレビュー・評価・感想

君のいる町
5

お色気や突発的なネタ頼みの後半がやるせない

読めば解りますが東京編の途中まで、恭輔が亡くなる辺りまではとても面白いと思います。そこから先はキャラクターがあまりにもお粗末に扱われている為、評価が別れると思います。
1度振ったメインヒロインと復縁する主人公
その前に付き合ったり告白をしたりしていたサブヒロインと泥仕合を演じる所もなかなか悲惨です。下手をすると主人公を好きでいられる読者はいないのではないでしょうか?
その一方、東京編以降に登場する女の子達は、序盤の子に負けないくらい魅力的です。

男性恐怖症で時に大胆。100cmのバストを持ち、ことある事に主人公にその魅惑の肢体を見せる保科美友

中二病全開でギャグ色の強いミュージシャン志望の宮永知沙

社会人編の後輩や先輩達

ただ、どの人物も結局はメインヒロインの枝葉柚希との関係を乱すような力は持っていない為、早期退場します。

奮闘したのは枝葉懍です。彼女の小悪魔ぶりと、時折見せるしおらしさに惹かれる方は多いです。

今更になりますが、作品のテーマは好きな子のいる町です。それゆえか主人公はドン引き行動を繰り返します。それに耐えられる方、気にしない方のみ、楽しむことをおすすめします。
順番としては原作コミック、アニメという流れがいいと思います。