進撃の巨人最終巻発売!ロスの果てに何を見る?
1年半にわたる連載が遂に幕を閉じ、最終巻も発売日を迎え、読者は完結の先にある物語が気になって!気になって!しょうがないでしょう!
ダークファンタジーがまるでSFになったような終わり方でしたが貴方はどう感じましたか?
『それが出来なければ繰り返すだけだ。同じ歴史を、同じ過ちを、何度も』とエレン=クルーガーの言葉と、
『争いはなくならないよ』とアルミンの言葉が伏線のように
完結の先にあるものはどんなに沢山の命が犠牲になろうとも、結局何も解決していないような。何も報われていないような。まさにこの世の中の争いに対するメッセージにも聞こえる様な終わり方でした。
個人的には戦争を悲劇を訴えるには最高の名作だと思います。敢えて報われないような生き様や、拷問のような痛みと苦痛は、命の尊さを知ってるからこそ描けるのだと感じました。
進撃の巨人といえば、計算尽くされた数々の伏線が人気の一つだと思います。番外編となる進撃のスクールカーストがまさか未来の話だとは驚きました。ただのギャグではないところが、さすが諫山先生ですね。本編では悲惨な舞台の空気感を壊さないようにギャグを持ってくるも上手さを感じてしまいます。デビュー作にして連載、世界的人気漫画を生み出した若手漫画家とは思えない。この人こそ始祖の巨人と進撃の巨人の能力があるのでは?と疑ってしまう程の巨人…ではなく巨匠でしたね。
そんな名作が完結した後の先の物語もファンは期待せずにはいられないのです。