新世紀エヴァンゲリオン / Neon Genesis EVANGELION

新世紀エヴァンゲリオン / Neon Genesis EVANGELION

『新世紀エヴァンゲリオン』(略称:エヴァ)とは、GAINAXによる日本のテレビアニメ作品である。
ある日、主人公の「碇シンジ」がその父親に招集されるところからスタートする。そしてロボットに乗って「使徒と戦え。でなければ、帰れ。」という使命を、父親である「碇ゲンドウ」から伝えられる。
使徒とは強大かつ絶大な力を持つ未確認生命体であり、人類の敵である。
その対抗策として、人類が造りだした汎用ヒト型決戦兵器を「エヴァンゲリオン」と呼ぶ。
シンジは神経接続を介してエヴァを操縦し、使徒と戦う。
彼にとっては、父親に認められることが全てではあるが、ゲンドウが総司令官として戦う真意は、人類を守るところでも、父親としての気丈でもないとされている。
「もうすぐ会えるな、***。」
この真意を覗いたとき、シンジは狂気とエゴに踊らされていたことに気づく。
エヴァとは、1990年代の第三次アニメブームのきっかけとされる作品で、その影響力は社会現象レベルであった。
制作委員会方式を独自に採用した最初のアニメでもある。ここでの成功を得て、後続の深夜アニメが多く世に出され、21世紀以降における「アニメ文化」の基礎を築いた。
なお、テレビアニメ版、漫画版、旧劇場版、新劇場版の四作品シリーズには、多少の内容的相違が見られる。
そして、この物語全般には監督である庵野秀明の人生観が大きく寄与している。極めて斬新な内容を多く秘めている。

hanaiasukam5のレビュー・評価・感想

新世紀エヴァンゲリオン / Neon Genesis EVANGELION
9

アニメの常識を良くも悪くも覆した作品

アニメが有名になっていますが原作は1995年から2013年まで月間少年エースで連載され、コミックスは14巻で完結している作品です。
テレビアニメは1995年から約一年間放映され全26話の中で大きな社会現象を巻き起こしました。
続編として映画になっており2021年に公開されたもので完結しています。
冴えているとはいいがたい主人公は14歳の少年碇シンジ。
ある日突然、離れて暮らす父親に呼びつけられ巨大な人ロボット(人造人間)エヴァンゲリオンのパイロットになる事を命じられます。
とあることがきっかけで「使途」と呼ばれる正体不明の敵が襲来、それを迎え撃つのが彼らの役目です。
優柔不断で頑固、周りの事をあまり気にしない主人公はまさに「ダメンズ」なのですがそれを取り巻く大人や仲間たちにより
少しずつ本当の自分を見つけ出していきます。信頼と裏切り、空回り、愛情、殺意どこにでも転がっていそうな主人公たちのありきたりな感情の動きが
アニメ版では独特のアングルや音響によりどこにもなかった世界観を見る者に突き付けました。
ゴールデンタイムにもかかわらず間接的な性描写がオンエアされる、黒字に文字だけのシーンや強烈な心理描写など
見る者によってはトラウマ級のアニメになり未だ根強く支持されています。
音響や効果などはテレビ版放映当初から現在に至るまで多くのアニメ、漫画作品に影響を与えいろいろなところでオマージュされたシーンを見ることができます。
無論、人の心にも大きな影響を与えたのは言うまでもありません。