BUCK-TICK

BUCK-TICK

BUCK-TICK(バクチク)とは、日本のロックバンド。メンバーは、ボーカルの櫻井敦司(さくらいあつし)、ギターの今井寿(いまいひさし)、ギター&キーボードの星野英彦(ほしのひでひこ)、ベースの樋口豊(ひぐちゆたか)、ドラムのヤガミトール。
1987年ライブビデオ「バクチク現象 at LIVE INN」でメジャーデビュー。代表曲には、「悪の華」「スピード」「ドレス」等がある。ボーカルの櫻井は元々ドラムであったが、後にボーカルへ転向。
1989年ギターの今井が、ライブツアー中に麻薬取締法違反で逮捕。今井は執行猶予付きの有罪判決を受ける。ライブツアーは中止され、今井以外のメンバーも半年の間謹慎することになる。その後もシングルやアルバム制作を行い、ライブ活動をするなど勢力的に音楽活動をしている。また2005年リリースの「ドレス(bloody trinity mix)」ではテレビアニメ『トリニティ・ブラッド』、2019年リリースの「RONDO」では、テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』といったアニメのタイアップも行った。

yoshidayoshioooのレビュー・評価・感想

BUCK-TICK
10

darker than darkness

93年発表
BUCK-TICKの音楽性が確率されて
現在における孤高の存在、音楽性になっていく第一歩の作品

前作「狂った太陽」とそこで得た手法で再録した「殺しの調べ」を得て発表された作品
凝り性のため当初の発売日からはズレてしまい
結局発売されていないアルバムのツアーが先にスタートしたという
最初のほうのツアー参加者は貴重な体験もしているかと

オーバーダブがメインになるかと思いきや
逆に削ぎ落していき、今に繋がるノイジーな音が構築されていったアルバム

1曲目からフワフワしたリバースディレイからの
歪んだドラム、歪んだ叫び声、ドッシリとしたベース
ゆったりとしたテンポ感で進む曲調
前作まであったような8ビートなどの疾走感は
殆ど見られない

それでも当時少しずつ音楽を齧りだした
中2の少年には全てが衝撃的
J-POPから少しずつロックとは?というものを
学びだした少年には、J-POPなんかと思うぐらい
振り切ったアルバム、音楽性でした

10曲(+ノイズ2曲とおまけ1曲)
全部が歪んでいる
自分のノイズ好きはこのアルバム
そしてスペシャルサンクスに集まったアーティストによって
成り立っていると思われます

今思うと20代後半でこのアルバムを作り上げてることが恐ろしい

刺激がほしいならこのアルバムを