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トランスフォーマーのバカさ加減
トランスフォーマーは2007年公開のハリウッド映画である。端的に表現するなら、乗り物が変形して街中でドンパチする映画である。本当にそれだけの映画である。監督はマイケル・ベイで、彼のとにかくド派手で片っ端から爆破させる作風がマッチした快作となった。主人公がティーンであることから、下ネタをはじめとする笑いを誘うシーンも数多く存在し、ただのアクション映画で終わらない作りとなっている。作中に登場するロボットはどれも乗用車やトラック、戦車などが人型のロボットに変形する。乗用車はどれも高級車、トラックや戦車はとにかくデカイ。現実では考えられないスピードで爆走したり、横転したりする様は一見の価値があるだろう。同時に車好きにもたまらない一本となるのではないだろうか。特に目を惹かれるシーンが何といっても戦闘シーンだろう。2007年当時の最先端CGを用いて、乗り物からスムーズに人型に変形する、その後まるで人間かのようにスムーズに動き戦うシーンは圧巻である。また作中のロボットはしゃべる。主人公らと英語を用いて友好を深めていくのだ。変形するロボットと主人公らがともに手を取り合って戦う。そして、街中で暴れ回る。本作はそういう映画である。