若き詩人、尾崎豊の生き様について!
1983年にシングル『15の夜』とアルバム『17歳の地図』でメジャーデビューを果たす。それから数年後、数多くののヒット曲を連発する。思春期の少年少女が抱えやすい気持ちを表現した若者の心に響く歌詞と透き通った歌声。それが、共感に結び付いたのだ。
1985年にシングル『卒業』で、オリコンチャート20位になる。卒業の歌詞に衝撃を受け、話題を呼んだ。また同年3月、アルバム『回帰線』がオリコンチャート1位を獲得した。そして10代最後となるツアーでは、満員になるほどの国民的ミュージシャンとなる。
さらにアルバム『壊れた扉から』で、ヒットするなど、華々しい活動をした。20歳になってからは、自身の曲のコンセプトに苦悩したらしい。
そしてインスピレーションを求めて、無期限活動休止で、アメリカで生活をする。しかし、新しいコンセプトを見出すことはできずに、日本に帰国した。
日本でアルバムの製作は行われていたが、何度も中止になってしまう。それからしばらくして、ライブツアーが行なわれたが、尾崎の疲労が蓄積してしまい、やむなくライブツアーは中断。同年12月には、覚せい剤取締法違反で逮捕されてしまう。ミュージシャンとしての人生が終わったと思われていたが、どうにかして、復帰を成し遂げ、アルバム『誕生』でオリコンチャート1位を獲得。尾崎は見事に返り咲きを果たしたのだ。