ガンダムの原点を知ろう!
初代ガンダムのストーリーは正直一回見ただけではわかりにくい。
ガンダム好きではない人が初代ガンダムのストーリーを観たら、率直にそう思うのではないかと思う。それは登場人物の多さと、特徴ある兵器が何の前触れもなくいきなり登場するからだと思う。そもそもこの人達は一体誰なんだ?このモビルスーツは一体何なんだ?そもそも何で戦争なんかやっているのだ?という疑問が無数に湧き上がってくる。一応、物語の序盤に、戦況の解説はあるものの、ストーリー全体を描写する説明はなかった。
しかし、今回のジ・オリジンを観て、その疑問の多くが解消された!この物語は、シャー・アズナブルの生い立ちを追うという内容だ。シャー・アズナブルの生い立ちを描くなかで、モビルスーツ(ザク)の開発過程、セイラ、アムロ、ミライ、ランバラル、ハモン、ララなどのキャラクターの戦争前の姿、そして地球連邦とジオン公国が戦争に至るまでの過程を知ることになる。
また、ジ・オリジンではアニメとは思えないほど、残酷なシーンもある。アニメであるにも関わらず、戦争ということが残酷なものであることを感じさせる作品になっていることも見逃せない。ただのロボットアニメではないのだ。
ジ・オリジンを観た後で初代ガンダムストーリーを観ると、ガンダムがザクを上回る性能を持っていることがいかに凄いことであるかということがわかる。さらに、それぞれのキャラクターの生い立ちを知った上で、もう一度初代ストーリを観ると、新鮮な感覚で観る事ができるのだ。
このジ・オリジンはガンダムに興味がない人でも、楽しめる内容なのではないかと思う。