ターミネーター / The Terminator / T1

『ターミネーター』とは、ジェームズ・キャメロンが監督を務めた映画作品。1984年にアメリカで公開。
未来での人間と機械との戦争を発端に、人類の救世主であるジョン・コナーの母親サラ・コナーを抹殺するべく過去に送られた冷徹無比の殺人鬼であるターミネーターT-800と、彼女を守るために過去に送りこまれた青年の兵士カイル・リースとの激闘を描いたSFホラー/アクション映画。
愛をテーマに掲げ、大切な人を守るために得体の知れない強敵に立ち向かう主人公たちの姿は、SFホラー/アクション映画の王道を行く映画作品として人気を博している。
ジェームズ・キャメロンのデビュー作であり、アクションの爽快さだけでなく壮大な世界観の演出や設定、登場人物の心情の変化などが深く練り込まれ、緻密なストーリー展開も特徴的である。
米国議会図書館において、「文化的、歴史的、美学的に重要な作品」として、アメリカ国立フィルム登録簿に保存されている。

mrdt_5553のレビュー・評価・感想

ターミネーター / The Terminator / T1
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アーノルド・シュワルツネッガーが不気味なデビューを果たした、名匠ジェイムズ・キャメロン監督のSF怪作『ターミネーター』

『ターミネーター』は1984年に公開されたSF映画で、監督はジェームズ・キャメロン。
主演はアーノルド・シュワルツェネッガー(「ターミネーター」役)です。
ターミネーターとは2029年から1984年にサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を殺害するために送り込まれたサイボーグ暗殺者のこと。
映画では、サラ・コナーの息子が黙示録的な破滅の未来を支配する人工知能による人類抹殺から人類を救済するというストーリー上の伏線が張られています。
マイケル・ビーンがサラを護衛するために送り込まれた兵士、カイル・リースを演じています。
脚本には、監督キャメロンと製作者ゲイル・アン・ハードがクレジットされていて、追加の会話部分のクレジットには共同脚本のウィリアム・ウイッシャーがクレジットされています。
製作総指揮にはヘムダール映画社のジョン・デイリーとデレク・ギブソンがあたり、製作費の調達はヘムダール映画社が行っています。
この作品は映画的なアメリカンコミックで、映画作りの技巧に満ち溢れていて、手に汗を握る瞬間、硬質の演技、迫りくるストーリーラインが作品の特徴になっています。
シュワルツネッガーは僅かな行数のセリフしか与えられていない機械の如き殺人アンドロイドを演じ切っています。
本作には、アクションファンの心を満たすノワール映画のネタがふんだんに盛り込まれています。