第一次世界大戦の塹壕戦の悲惨さを見事に描いた『1917 命をかけた伝令』
『1917 命をかけた伝令』は英国の戦争映画で、2019年に公開されました。
製作はサム・メンデス、サムはクリスティ・ウィルソン=ケアンズと一緒に共同脚本を執筆しました。
メンデスは父方の祖父アルフレッドが第一次世界大戦で体験した逸話に着想を得ています。
独軍がアルベリッヒ作戦中にヒンデンブルク線まで退却した時点でのエピソードであり、2名の英兵ウィリアム・“ウィル”・スコフィールド (ジョージ・マッケイ)とトム・ブレイク(ディーン-チャールズ・チャップマン)が予想される独軍の攻勢について重要なメッセージを届ける任務を担っていました。
共演はマーク・ストロング、アンドリュー・スコット、リチャード・マッデン、 クレア・デュバーク、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ。
この製作は2018年6月に発表され、マッケイとチャップマンが10月に出演契約にサインをして、残りの出演者も翌年3月には出演が決まりました。
撮影は2019年4月から6月まで英国で行われ、カメラマンのロジャー・ディーキンスと編集者のリー・スミスはロングショットを多用しました。
『1917 命をかけた伝令』は英国で2019年12月4日に先行上映、米国での劇場公開が同年12月25日、英国での一般公開は翌年の1月10日でした。
映画は批評家に好意的な評価で迎えられ、興行収入も良好で全世界で3億8490万ドルの収益となりました。
第92回アカデミー賞10部門にノミネートされ、そのうち最優秀撮影賞、最優秀視覚効果賞、最優秀音響効果賞を受賞しています。