名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)

名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)

『名探偵ピカチュウ(Detective Pikachu)』とは、2019年に日本とアメリカで公開された映画である。2016年にリリースされた同タイトルの任天堂のゲームを原作に、「ポケモン」シリーズ初の実写映画として制作された。探偵だった父を亡くした青年・ティムは、父のパートナーだったピカチュウと出会い、父の死の真相に迫っていく。

BlindboyT8のレビュー・評価・感想

名探偵ピカチュウ(映画) / Detective Pikachu (film)
7

『ポケットモンスター』シリーズを基にした初のハリウッド進出実写映画

人気ゲームシリーズである『ポケットモンスター』通称「ポケモン」の実写映画化。
ストーリーは人間とポケモンが共存する街を舞台に主人公ティムがピカチュウとともに父ハリーが事故で行方不明となった真相を調べるべく、新米記者ルーシーの協力のもとハリーが事故の前に追っていた謎の薬品を巡る事件について調べ始めるといった大まかなストーリーの流れである。
この作品で出てくるポケモンは実写化が難しそうであったキャラを見事に再現しており、ピカチュウの毛並みや表情など再現しており、Twitterなどで公開されたピカチュウがダンスを踊っているYouTubeの動画などは視聴数がバク上がりするほどの人気ぶりだった。
監督もインタビュー中に
「ポケモンを実写化するなら、どうすればリアルなものになるか。そのまま映像化しては、プラスチックのような質感になってしまう。プラスチックみたいなカビゴンはリアルじゃない。だから、現実に存在する質感を当てはめてみるところから始め、動物、植物、鉱石など、自然界由来の質感で検討した。それから、(日本語で)”可愛い”というのも重要で、ポケモンを可愛くしたかったので、ピカチュウは”ふさふさ”に。もしも毛がなかったら、ただの黄色い風船みたいになっています。」
と、ふさふさしたピカチュウのデザインを肯定している。