1巻に1回は泣ける漫画
天才中学生と呼ばれているが、学校では孤立していて家に引きこもっている男の子、清麿。そんな彼に海外にいる父から謎の男の子が送られてきます。その男の子の名前はガッシュ・ベル。実はガッシュは魔界から来た100人の魔物の中の一人で、彼らは次期魔界の王を決めるための戦いのために人間界にやってきました。魔物は選ばれた人間とパートナーになり、人間と協力して他の魔物達と戦い、最後の一人になった者が王となれるのです。ガッシュと清麿は、絆を深め合いながら魔物達と戦っていきます。この漫画の面白いところは、まず「最後の一人になるまで戦う」とありますが、殺し合いではありません。「本」を燃やされたら魔物は魔界へ強制送還されるというシステムになっています。この本は基本人間が所持し、人間が呪文を唱えるとその本を経由して魔物が術を使うことができます。そう、実はこの本が魔物の核となっているのです。この本を燃やされたら強制送還というルールにより、数多くの人間と魔物の「別れ」が発生します。「1巻に1回は泣ける」とタイトルに書きましたが、それぞれの魔物・人間達の出会いと別れは涙なくしては読めません。そして、呪文がかっこいい。思わず口に出したくなるような呪文ばかりです。私の一番好きな呪文は「バベルガ・グラビドン」です。皆様も是非読んでみてください。