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すごく共感できた。
面白い映画でした。どこかコントチックで癖が強く、苦手な人もいるかもですが、私は面白かったです。まず、主演ののんさんがすごくかわいくて、おひとりさまを楽しんでる感が強くて面白いし、のんさんの親友役が橋本愛っていうのもあまちゃんの続きみたいで良いです。のん演じるみつ子の気持ちがすごくわかりました。長年、1人で生きてきて、孤独だなって思うところもあるんだけど、人と生きるのはしんどいっていうか、思ってもみない事態に弱い感じが私と一緒でした。彼のことは好きなんだけど、今は違うんだよとか、友達が幸せなのは嬉しいはずなんだけど素直に喜べないよねとか、どれもあるあるでした。そんなみつ子を演じているのんさんもどことなく不器用そうな感じなので、すごく役に合っていたと思います。彼女がそれでも多田くんとはもっと親しくなりたいと思ったりするシーンはどうしようもなく応援したくなりました。また、彼女の心の中にいるアンサーさん、『A』が、思った以上に出てきていて、それも面白かったです。よくある心の中の天使と悪魔とか、人は誰でもイマジナリーフレンドがいるものなのかもしれません。イマジナリーなんだから、本人なんだけど、そこは声を変えてて、ちゃんと会話のように聞こえるのがよかったです。声をしているのが中村倫也さんというのも素敵でした。