ターミネーター:ニュー・フェイト / Terminator: Dark Fate / T6

ターミネーター:ニュー・フェイト / Terminator: Dark Fate / T6

『ターミネーター:ニュー・フェイト』とは、2019年にアメリカで制作されたSFアクション映画。「ターミネーターシリーズ」の第6作目にして、『ターミネーター2』(1991年)の続編。「意思を持った機械と人類抵抗軍の最終戦争、未来から人類の命運を担う人物を殺すためにやってきたターミネーターとそれを阻止する兵士との闘い」というおなじみのテーマはこの作品にも健在。最新型ターミネーターREV-9と迎え撃つ女兵士グレースのアクションはシリーズ屈指。「時代は変わった。運命はどうだ。」がキャッチコピー。

zshinbunのレビュー・評価・感想

ターミネーター:ニュー・フェイト / Terminator: Dark Fate / T6
8

初期の作風に戻りました。

監督はティム・ミラー、出演はアーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイビス、ナタリア・レイエスです。
今回ではメキシコの普通の女性のダニー(ナタリア・レイエス)が未来からの刺客の標的になります。今回はこれまでのスカイネットはサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)たちの行動で未来には無く、AIの「リージョン」というものが未来の人類と戦っていて、殺人ロボットを送り込んできます。今回送り込まれるターミネーターは、外側が液体金属でいろいろなものに化けることができて、内部の骨格部分と別れ、ダブルで攻撃することもできるものです。
そして未来の人類から送り込まれてダニーを守るのは、強化人間のグレース(マッケンジー・デイビス)で、彼女はターミネーターと戦えるように体の内部を改造されています。さらに途中からサラ・コナーや以前に送り込まれていたターミネーターT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)も加わり、新型ターミネーターRev-9と戦います。
最初の作品から出演しているリンダ・ハミルトンさんですが、かなり年月の経った今回もしっかり戦う女を演じていました。今回は女性陣が活躍する映画になっています。途中から再びシュワルツェネッガーさんも出てきますが、設定的にも外見が老化していても、体格と演技からくる迫力がありました。
最近のターミネーター・シリーズものは、色々な設定になっていますが、本作では初期のような、ロードムービー風のものになっていました。今回の新型ターミネーターは高機能で、ネット社会にも対応していますので、追跡を逃れたり、倒すことが大変なので、これまでにない迫力ある展開の映画になっていました。