作りこまれた世界観と重厚なストーリで、お兄様の強さが光る
一部のファンから「さすおに」と呼ばれているこの作品。
深雪の「さすがはお兄様です」という台詞が元ネタとなっているらしいですが、そう言わせる達也の最強ぶりが「さすが」すぎて痛快です。
序盤の劣等生からの下剋上に始まり、反則級の能力の披露まで、回を追うごとに達也の底知れない強さが明らかになっていく展開に引き込まれました。
様々なシチュエーションや戦術を見せてくれるので、達也が勝ち続けることに単調さを感じることもなく、次はどんな活躍をするのか思わず期待してしまいます。
達也は自分の強さに傲る素振りが全く無く、ひたすら深雪のために強さを磨こうと努力していてとても好感を持ちました。
また、派手なアクションや魔法の効果が迫力満点でした。
ヒロイン深雪も、抜群に美しく、可愛いかったです。
原作にはあった「地球が寒冷化した歴史に伴い、肌を露出する文化が衰退している」という説明がアニメでは省かれていた気がしますが、個人的にはあった方が良かったのかなと思いました。
女性陣の制服が少し風変わりなデザインなのは、この設定が反映されているからだと思いますが、おしとやかで慎み深い深雪が達也の前でだけ露出の多い服装をしている理由がそれだけ強いお兄様愛からであることが、より伝わると思います。
細かい設定が沢山あり、登場人物も多いですが、壮大なストーリーでとても面白いです。