戦場のメリークリスマス

8uhang-mijyaのレビュー・評価・感想

戦場のメリークリスマス
7

音楽とラストが。

まず何より音楽が素晴らしいです。あの音楽を聞くとなんか切なくなるというか、クリスマスを思い出します。
また、終わり方も良くて、あの時はそれが許されなかったことだった挨拶ができるというのが、戦争が終わったことを示しているなって感じました。捕虜と日本兵だったときも本当は友達みたいにクリスマスを祝いたかったのかなとか思いました。
話的には、よく分からないところもありました。あの時代のことがよく分からないし、あまり大きなこともおきてない、いや、おきてるんだけど映画的にはそんな盛り上がりがない感じだったように思います。坂本龍一さんの音楽は素晴らしいし、顔もすごく味があっていいのですが、役者じゃないし演技はちょっと…ですよね。そこが気になりました。
もともとこの映画は有名だけどどういう話かまでは知らずに見ました。なんか、思ったよりもBL要素があってびっくりです。でも、別に性別とかそういうことじゃなくて、戦争があり中に何もできない、人を好きにもならないという悲哀だったんだと思います。あの時はそれが正しいことやら、よくないことではあってもそうせざるを得ないこともあったのかもしれません。なんだか、そこらへんが切なくて戦争は怖いなと感じました。