中島みゆき

中島みゆき

中島みゆきとは、日本のシンガーソングライターである。本名は中島美雪。
1975年に『アザミ嬢のララバイ』でデビューした。1979年、『オールナイト・ニッポン』の月曜日の深夜・第1部のパーソナリティを担当した。
1994年、ドラマ『家なき子』の主題歌として「空と君のあいだに」を制作し、100万枚を超える大ヒットとなった。1996年に発売したベストアルバム『大吟醸』も大ヒットし、女性アーティストのアルバムランキング1位獲得の最高齢記録を更新した。
1998年に発表された「糸」は代表曲の1つとなり、以降も多くの国民に歌い継がれている。
2000年には『地上の星/ヘッドライト・テールライト』をリリース。この楽曲がNHKの『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の主題歌となり、中高年層を中心に大反響を呼んだ。
2006年にはTOKIOに「宙船」を提供し、第48回日本レコード大賞の作詩賞を受賞。2009年には、紫綬褒章を受章した。

8jdoublejumperのレビュー・評価・感想

中島みゆき
10

時代を超える歌姫

「糸」が結婚式やカバー曲で注目を集めている中島みゆきについて紹介したい。
中島みゆきは1970年代のフォークソング時代の女性アーティスト。 テレビに出演することもなくライブ活動を中心に聴く者を虜にしている。 極めて特異な声質と「うらみます」、「エレーン」など鬱のような楽曲。かと思えば明るい応援ソングなどが多い。 彼女曰く、「心が傷ついた時に歌で癒せないか」というのが信条だという。
テレビの電波に出演することは稀だが、「糸」以外にも「時代」、「ファイト」などが有名で曲をカバーするアーティストも多い。 彼女の凄さは影響力がある楽曲が50年以上色褪せなく進化し続けているところにある。 その原動力はやはり、「歌で心の傷を癒したい」ところにあるのだろう。
音楽で心に負った傷が少しでもいえるのであれば… そんな気持ちが彼女の魂の叫びのような歌唱力にもなっている。 上手や下手ではなく、彼女の歌は「魂の叫び」である。それが聴く人の魂を震わせる。
歌姫は多くいれど、彼女の様に心の底から気持ちを音に乗せられる女性ボーカリストは数少ない。
時を経てなお、進化する中島みゆきの楽曲を過去作品も含め再度聴き直していただきたい。