自分好みの島も作れるどうぶつの森
Switch初のどうぶつの森シリーズ作品。
発売時期がDIYブームだったことも相まって、素材を集めて道具・家具を作成できる要素が追加している。
シリーズ通して比較的自由度が高いが、本作は物語が進むと、プレイヤーたちが住む"島"の地形そのものを自由にいじれる。
時間をかければ素材集めの効率が良い島や、見た目が華やかな楽園、他作品の世界を再現した島などが作成できるのは魅力の1つだ。
ただ、夜になると一緒に暮らす住民が寝てしまい交流ができなくなったり、店が閉店してしまう。
前作「とびだせどうぶつの森」では夜間にも住民が起きてくれるルールを制定できたが、本作には存在しない。
唯一、ゲーム本体の時間操作をすれば解決するものの、それによって発生しなくなるイベントもあり、深夜にゲームをするユーザーには不親切な設計にも思える。
また、ムシやサカナを捕まえる道具などは劣化で壊れてしまい、再び作り直す手間が発生する。
ゲームのフレーバー的要素として捉えることもできるが、いずれにしろストレスに感じる場合もあるのが惜しいところ。
上記の欠点に目をつぶれば、自由度の高さと可愛い絵柄のどうぶつ達による魅力的要素に癒されるゲーム。
創意工夫でオリジナルの島をつくる、好きなキャラクターと交流する、といった要素を楽しめる人であればオススメできる作品だ。