終わりのセラフ / Seraph of the End / 終わセラ

終わりのセラフ / Seraph of the End / 終わセラ

『終わりのセラフ』(おわりのセラフ)とは、日本のダークファンタジー漫画。原作・鏡貴也、漫画・山本ヤマト、コンテ構成・降矢大輔の3人によって描かれている。ライトノベル作家である鏡貴也の初の漫画原作の連載作品。集英社の『ジャンプSQ.(ジャンプスクエア)』にて2012年に連載を開始した。ヴォイスコミック「VOMIC」化、TVアニメ化、小説化、ゲーム化など、メディアミックス展開は多岐にわたる。

3hiamkanocoのレビュー・評価・感想

終わりのセラフ / Seraph of the End / 終わセラ
8

世界観、時系列が面白いです。

吸血鬼に家族ともいうことができる人を殺されてしまい、恨みをもっている主人公が吸血鬼に復習するという目的を軸に話がはじまります。その後、主人公は共に戦う仲間と出会い、チームで吸血鬼に立ち向かう姿の描写がとても迫力があり、心が熱くなります。仲間にもそれぞれ個性があり、魅力的であると思います。また、この漫画内では主人公だけではなく、他のキャラクターを軸に話が展開されることが、物語の中盤頃から増え始め、キャラクターの詳細を知ることができます。他のキャラクターとは、主人公の仲間、味方のみではなく、主人公の敵や吸血鬼も含まれています。これらの内容の中には、主人公にとって非常に重要なものであるものもあれば、単なる面白い茶番のようなものもあります。つい感情移入してしまう人も多いでしょう。前者は物語内の伏線の内容につながるものとなっていることも多く、決して見逃すことはできません。少々暗い内容が多くなっていますが、感動できる場面も多いのでぜひ読むことをおすすめします。欠点としては、話しのテンポが遅いうえに、月間連載で次巻発売までに多くの時間を要するため、かなり待ち遠しく感じてしまうことがあります。また、この漫画では、「仲間」というワードが異常にでてくるため、しつこいと感じる人も多いかもしれません。