ヘアスプレー

ヘアスプレー

『ヘアスプレー』(原題:Hairspray)とは、2007年に製作されたアメリカ・イギリス合作のミュージカル・ロマンティック・コメディ映画である。1988年のジョン・ウォーターズ監督による同名映画を基にした2002年のブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品で、アダム・シャンクマンが監督を務めた。ジョン・トラボルタが特殊メイクによって主人公の母親役を演じたことも大きな話題となった。
舞台は1962年、人種差別の風潮が残るメリーランド州ボルチモア。ダンスを愛するふくよかな女子高生トレイシー・ターンブラッドが、地元の人気テレビ番組『コーニー・コリンズ・ショー』のダンサーを目指す姿を描く。トレイシーはその天真爛漫な魅力でスターの座を掴むが、番組内の人種隔離政策に疑問を抱き、黒人の友人たちと共に差別撤廃を求める運動を展開していく。
本作は、外見への偏見や人種差別といった重いテーマを扱いながらも、キャッチーな楽曲とダンスを通じて明るくポジティブに描き出している。トレイシーの成功が保守的な大人たちの意識を変え、最終的にはテレビ番組を通じて白人と黒人が共に踊る「ミックスダンス」を実現させるという、多様性と変化を肯定する物語となっている。公開後、音楽やパフォーマンスの質の高さから世界的なヒットを記録し、ミュージカル映画の傑作の一つとして高く評価されている。

Tomekichi2のレビュー・評価・感想

ヘアスプレー
10

ハッピーなミュージカル映画

非常に爽やかで清々しく、ポジティブな気分になれる映画です。
とにかく歌とダンスが最高に楽しい!何度も観たくなる映画です。
完全なハッピーエンド、かつ勧善懲悪ものの映画ですが、押し付けがましさは一切感じません。
黒人差別をテーマにした映画です。重いテーマを扱っていながら、全体を通して終始明るく前向き。
時代の移り変わりは止められない。黒人の音楽はどんどん街に溢れ、白人の音楽と混ざり合っている。
白人と黒人を分け続けることはできないのだというメッセージが、歌とダンスを通して強く心に響きます。
コンプレックスを恥じるのをやめて、自分らしく生きよう!というのもこの映画の大きなテーマです。
主人公のトレーシーはも母のエドナもビッグサイズ。
いつも天真爛漫でポジティブなトレーシーとは対照的に、母・エドナは自分の体型を気にしてずっと家にこもりっきり。
そんなエドナをトレーシーが励まし外に連れ出します。
エドナが殻を破り変化していくさまは観ていて非常に気持ちがいいです。
登場人物のキャラも、この映画の魅力です。
とにかく主人公のトレーシーはいい子だし、親友のぺピーもいいキャラです。
けれど、実は主人公の両親が一番個性的だというのが面白い。
随所に現れるユーモアと、自然に体が動く音楽。スカッとしたいときにおすすめできる映画です