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ハッピーなミュージカル映画
非常に爽やかで清々しく、ポジティブな気分になれる映画です。
とにかく歌とダンスが最高に楽しい!何度も観たくなる映画です。
完全なハッピーエンド、かつ勧善懲悪ものの映画ですが、押し付けがましさは一切感じません。
黒人差別をテーマにした映画です。重いテーマを扱っていながら、全体を通して終始明るく前向き。
時代の移り変わりは止められない。黒人の音楽はどんどん街に溢れ、白人の音楽と混ざり合っている。
白人と黒人を分け続けることはできないのだというメッセージが、歌とダンスを通して強く心に響きます。
コンプレックスを恥じるのをやめて、自分らしく生きよう!というのもこの映画の大きなテーマです。
主人公のトレーシーはも母のエドナもビッグサイズ。
いつも天真爛漫でポジティブなトレーシーとは対照的に、母・エドナは自分の体型を気にしてずっと家にこもりっきり。
そんなエドナをトレーシーが励まし外に連れ出します。
エドナが殻を破り変化していくさまは観ていて非常に気持ちがいいです。
登場人物のキャラも、この映画の魅力です。
とにかく主人公のトレーシーはいい子だし、親友のぺピーもいいキャラです。
けれど、実は主人公の両親が一番個性的だというのが面白い。
随所に現れるユーモアと、自然に体が動く音楽。スカッとしたいときにおすすめできる映画です