人が消えた東京を舞台に行われる究極のデスゲーム
主人公のアリス、親友のカルべとチョータは平凡な毎日を過ごしていた。しかし、渋谷のスクランブル交差点で交通事故を起こしてしまう。3人は警察から隠れるために駅のトイレに逃げ込んだ。少し時間がたったあと外に出てみると、渋谷から人がいなくなっていた。辺りを探したが一人も見つからない。そして夜になった時、スクランブル交差点の街頭ビジョンに「ゲーム会場はこちら」という文字とともに、方向を示す矢印が映し出された。仕方なくその方向に進むと、明るく照らされたビルが立っていた。そこに入ると、スマホが支給され次々と人間が入ってきた。話を聞くと、どうやら皆この奇妙な世界に迷い込んだ「ゲーム」の参加者だといった。ここでのゲームはビルから脱出するというシンプルなルールだった。各部屋に2つずつドアがあり、片方のみ正解のドアというものだった。他の参加者が一つ目のドアで選択を間違えたその時、空からレーザーが落ちてきて脳天を貫き死んだ。これは選択を間違えると死ぬ命懸けのゲームだった。アリスは昔からゲームが得意で頭が良かったため、このゲームの謎に気づき他のメンバーは無事脱出することができた。ビルの外に出たアリスたちの前に一人の男が近づいてきて、「俺のVISAは今日で切れる」と言った。その瞬間その男の脳天をさっきと同じレーザーが撃ち抜き目の前で死んだ。この世界では、ゲームに参加して勝つことによって、生きる期間を伸ばすことができるというデスゲームが行われていたのだった。この世界でアリスたちは生き残ることはできるのか、そして元の世界に戻ることはできるのか。