ふたりエスケープ

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ふたりエスケープ
10

現実逃避上等!ふたりエスケープでいざ夢の世界へ

皆様こんにちは。
漫画の紹介をさせていただくナカムラです。
今回紹介したいのは2020年の11月18日に発売した、
田口囁一(たぐちしょういち)さんの『ふたりエスケープ(一迅社)』。
基本的には「締切に追われる漫画家の後輩と可愛いだけが取り柄の無職の先輩が、何かと現実から逃避する同居コメディ」という内容。

スマホをしばらく身辺から遠ざけたり、いきなり電車の終点まで乗ってみたり時には散財したり…とその内容は様々。
そして、オチで我に返る迄がセットです。

基本的にはその繰り返しなのに何故か読むのが止まらない。
それは何故なのか?
そこにはテンポ感の良さがあります。
彼女らが現実逃避することにほぼ葛藤がないのです。

思い立ったらすぐ行動し、だいたい最後は微妙に失敗。
それでも落ち込むことも葛藤もなく、またすぐ現実逃避に走る。

コミックス1巻を通底してるそのテンポ感の良さが読者にもスッキリした読後感を感じさせるのでしょう。
何せ現実逃避の漫画、そこにリアリティのある葛藤は必要ないのです。

百合要素も少しはあるのですが、ほのかに匂わす程度でそういうのが苦手な方も気にならないでしょう。

性別や年代問わず様々な方々に気軽に読んで大いに笑って欲しいオススメです。