らき☆すた / Lucky☆Star

らき☆すた / Lucky☆Star

『らき☆すた』とは美水かがみによって、2004年から連載が開始された4コマ漫画作品。2007年からはアニメが放送され、その他にもゲーム化や小説化など幅広いジャンルでメディア展開された。作品の内容は、埼玉県の高校に通う女子高生達の平凡な日常を淡々と描いたいわゆる「日常系」。タイトルは「幸運」「気まぐれ」という意味の「ラッキー」と「女優が演じる」という意味の「スター」を合わせたものである。

inm114519z7のレビュー・評価・感想

らき☆すた / Lucky☆Star
10

日常アニメの頂点は「らき☆すた」

あまりの人気に社会現象となり、世の中に「ヲタク」という生き物を浸透させたアニメだと思います。
さまざまな「日常系アニメ」が流行り、毎クール1本は必ず日常系アニメが制作されるようになりましたが、このアニメに敵う作品を私は見たことがありません。
それほどに「日常」なのです。放送当時、自分がまだ主人公・泉こなたたちと同じ高校生だったこともあり、こなた達と同じ目線で毎週視聴していました。
無理やり「日常なんですよ!!!」と押し付ける感じが本当になく、「今日こんなことがあったんだよね~あはは~」という感じがまさに女子高生のそれで、難しい設定の作品が流行するなか、鑑賞するストレスが本当にゼロという素晴らしい作品です。
放送当時は、まだまだネットの世界はほぼヲタクのものだった当時を風刺するような小ネタやパロディがふんだんに詰め込まれており、ヲタクであればヲタクであるほど楽しめる、スルメイカのような作品です。
とはいえ、ライトなヲタクの方でもわかるようなネタも盛りだくさんですので、どうか一度ヲタクというものに対して抵抗のない方には、敬遠せずに鑑賞してみてほしいアニメです。
毎週のおまけコーナーのらっきーちゃんねるや、声優の白石稔さんが体を張ったエンディング等も必見です。