タイトルなし
2017年8月公開のSFヒーロー映画です。
原作はスーパーマンやバットマンを擁するDCコミックスで、昨年公開されたバットマンVSスーパーマンのクライマックスで颯爽と現れ両ヒーローを圧倒せんばかりの活躍だったワンダーウーマン・ダイアナ・プリンスの過去が描かれる単独主演作品です。
舞台は戦時中に遡り(主人公ダイアナは人間とは異なるアマゾンと呼ばれる種族で神に近い存在ゆえ歳をほとんど取らない)、ダイアナが住んでいた島にもう一人の主人公にあたる兵士が流れ着き、そこからドイツ軍との戦争に巻き込まれる形となります。
島から出たことがない言わば箱入り娘であるダイアナは戦争が島に言い伝えられていた邪心の仕業だと確信し、戦争を止めるべく周囲の反対を押し切って人間世界に向かうことになりますが、そこで人間の醜さや戦争の悲惨さを思い知らされ、ある決意と人間的成長が描かれます。
監督は女性の方なので、戦時中の女性差別など、細かな描写も目につき、女性ヒーローであるワンダーウーマンの魅力をより鮮明に描いていたといえます。
公開の役4か月後にDCコミックのヒーローが終結するジャスティス・リーグが公開されたりと2017年はワンダーウーマンのファンには歓喜の年でしたが、本作と続けて観た場合、ダイアナの成長が著しく感じられました。