ウォーリー / WALL-E

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ウォーリー / WALL-E
9

セリフは少ないけど。

地球にたった一人残されたお掃除ロボが、空からきたロボットと恋に落ちる話です。概要だけは知っていて、内容はあまり知らずに見ましたが、思った以上に深いテーマ、そしてウォーリーの切なさを思い、泣いてしまいました。ずっと一人で、地球にいて、もう戻ってこない人間たちのために掃除していたのかと思うと泣けるし、ウォーリーがイヴと出会い、嬉しそうにしているのは微笑ましくて、不器用な感じでまた、ああ、ほんと一人で寂しかったんだなと泣けました。イヴもなんかツンデレでかわいいです。彼?彼女?が何のために地球に来たのか、最初わからなくてドキドキしました。もし、お掃除ロボを廃棄するためとかだったらどうしようとかいろいろ考えてしまいました。その後、人間が住んでいる宇宙船にウォーリーらは行くのですが、未来の人間の姿がびっくりです。造形的には違ったけど、ドラえもんのブリキの迷宮のやつと同じで、やはり体力はなくなっている設定でした。今よりちょっと前くらいの時代は、未来では自分の力では動かなくなるんじゃと危惧されていたんだなとわかります。本作ではさらに丸くなってて、ある意味キュートだけど、嫌だなと思いました。そこからの展開は波乱の展開でおもしろかったです。セリフは少ない作品ですが、ロボットたちの感情表現は豊かだったし、全然伝わってきました。すごく泣けて、いい作品だなと思いました。