原作のダークさがしっかりと出ているアニメ
原作リアタイ勢で、アニメも毎週とても楽しみにしておりました。
連載当時からただならぬダークな雰囲気と、主人公・エドワードの見た目のかっこよさはもちろん、鎧の体となった弟・アルフォンスを人間に戻すという壮大な兄弟愛に心を奪われ、気付けば常に「ハガレン」のことを考えていた時期がありました。そのくらい、人の心に残るキャラクター達とストーリーです。
錬金術で母親を蘇らせようとしたエドワード兄弟が、その際に失ったエドワードの右腕と左足、さらにアルフォンスの体全てを取り戻すために旅をし、悪と戦うという土曜日の夕方6時に放送するには重すぎるダークなストーリーなのです。これが大変に熱く、声優の配役もピッタリな上に、作画クオリティも高い作品でまさに「週に一度のご褒美」的存在でした。
アニメは原作連載中に始まったため、後半からはアニメオリジナル展開となって最終回へと着地しましたが、正直ハガレンファンとしては悲しすぎるアニオリだったかなと思います。原作者の荒川弘先生も、とあるキャラクターの大幅な改変には大変お怒りだったそうです。何があったのかに関しましては…是非、本編をご覧下さい。
この作品の直接の続編として制作されたアニメ映画「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」も必見です!