1917 命をかけた伝令

1917 命をかけた伝令

『1917 命をかけた伝令』とは、名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に全編ワンカット風に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のウィルとブレイクの2人は、敵軍の罠にかかりそうな前線の味方を救うべく伝令を届ける命を受け、危険な道のりを必死に進んでいく。コリン・ファースやマーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチなどイギリスを代表する俳優が共演しており、世界中で高い評価を受け、アカデミー賞では10部門のノミネートとなった。

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1917 命をかけた伝令
7

リアルな戦争を体験できる映画

監督は「007スペクター」などのサム・メンデス。
アカデミー賞や英国アカデミー賞などで、多数の賞を受賞した映画です。
第一次大戦を舞台にした映画で、2人の伝令が離れて連絡が取れなくなった部隊に連絡を伝えに行く話です。
全編をワンカット風に作っている独特の作風の映画です。
2人の伝令は作戦開始を待つ塹壕の中を伝っていき、さらにはその先のフランスの田舎の風景の中や廃墟と化した街の中を通って味方の舞台に連絡を伝えに行きます。
映像化されているのは2人の周囲のみですが、リアルな戦争中の風景を作っていました。
連絡を伝えられなければ味方の部隊が待ち構えるドイツ軍の餌食となり大損害を出すとのことで、銃弾や砲弾が降り注ぐ中でも2人は何とか辿り着こうと進み続けます。
様々な機材を使い2人の姿を上下左右から撮っていますが、撮影技術はかなり高度なものを駆使しているのでしょう。
没入感と臨場感を感じさせる作り方になっています。
「プライベート・ライアン」のような大規模な爆発やグロシーンがなくても、リアルな戦争を観る人に体験させることが可能なことを示した映画です。
これだけワンカット風のものを撮ろうとすると、周囲の大勢の出演者と動きを合わせるなど、大変だったと思います。