GANTZを読んで
主人公の高校生が一度死んで、目覚めた先で星人と呼ばれるモンスターと戦わされるという設定が面白い。
敵を倒す時や、仲間が死んでしまう時はグロいシーンもあるので1巻を読んでグロは無理という人は読まないと思います。
星人は地球上のどこにでも潜んでいて、仏像や博物館の恐竜が実は星人だったり、舞台が東京や大阪など実際にある場所なので、知っている背景が出てくると興奮した。
最初は星人とは何者なのか訳が分からず戦ってきたが、その正体は自分が住んでいる惑星が滅ぶ危機に瀕したときに、次に移住する惑星を探していた生命体だということが最後の方でわかってきたので、星人側にも無意味に殺し合いをしていただけではないことに気づく。
でてくる敵が強くなるにつれて自分の武器が強くなっていっており、新しい武器やバイクや巨大ガンツスーツなどのイラストが緻密で繊細に描かれている。
1巻からどんどんイラストがうまくなっていくのがわかる。敵を倒してあっさり最終巻をむかえるので賛否両論なラストだと思います。
あと1巻描いてキャラクターの後日談や破壊された街の修復などの描写があればもっとよかった。
伏線も完全に回収されていないので不完全燃焼みたいな気持ちです。