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スッキリしないけど楽しめた。
西島秀俊さん主演のこの映画。
蓋を開けてみたら人身売買(内臓密売)に関わっているという内容のもの。だるまは北野武さんでした。
不気味な雰囲気はとてもいいのですが、政治家というよりも、もっとアウトブレイクな感じがするので、悪さをしているという意味では良いキャストでしたが、すでにイメージがヤクザなんです。ヤクザで良くない?
ここにちょっと違和感を感じてしまい、覚めちゃいました。
ドラマからの謎ですが、なんで人々の夢の中に悪夢として現れるのか?は全く解明されておらず、そのままフェードアウトしてラストを迎えてしまいました。この辺りもすっきりしない。
しかしながら長谷川博己さんの狂人ぶりや、西島秀俊さんのスタントのかっこよさや、石田ゆり子さんの全体を通して幸の薄い奥さん役の雰囲気等、名演技が光る俳優陣がとても素晴らしく、気づけばドラマも映画も全てのシーズンを網羅しました。
松坂桃李さんの悪役ぶりも良かったです。好青年な彼がヒール役をやるなんてちょっと意外でしたがとても似合っていました。
これだけ生死をかけてれば、イカレますよね。
その辺り、素晴らしかったです。
新谷役の池松壮亮の狂気の沙汰もこれで終わるのかと思うと寂しさも感じます。
倉木が他の事件を追ってる姿も見てみたいので、スピンオフあったらいいなと思います。