『BLEACH』は芸術品
週刊少年ジャンプにて15年間連載され、累計発行部数1億2000万部を誇る大人気漫画『BLEACH』。
私は10年以上繰り返し読み続けているファンですが、未だにこの作品の凄さに圧倒されます。
ただ、こういったバトル漫画というのは展開が一度分かれば、二度目からは大した驚きもないため繰り返し読むことがあまりないというのがよくあるケースです。僕もこれまで2000冊近く漫画を読んできたのでそれは確信して言えます。
しかし、『BLEACH』はそれらとは違い、読めば読むほど魅力が分かってくる、そう断言できます。それはなぜか。
作者のセンスに読者が一度では追いつけないからです。
作品とは、一つの芸術だともいいますが、まさしくその表現が最もあてはまるのがこの作品だと思います。たとえば、絵の魅力を分からない子供が、美術館へ行っても何も楽しくないでしょう。
私にとって『BLEACH』には同じことが言えました。もちろん、初めて読んだ時も十分楽しめました。だからこそこの作品はこれだけ多くの者に愛されたのだとも思います。
ただ、この作品の魅力を100%理解できているのだろうかと私は疑問に思い、時々悲しくなります。
断言しますが、この作品は一度読んだだけでは、魅力を完全に理解することはできません。それほどまでにこの作品は深いです。
なのでもう一度読んでと、私は友人にはいつも言ってしまいます。