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洋画好きでも楽しめる邦画!
日本映画は海外の作品と比較してしまうと、どうしても規模が小さかったり迫力がそれほどないなどマイナスなイメージをもっている人が私を含め多い気がします。
そんな中でも「見えない目撃者」はずば抜けて面白い作品です。
リメイクもとは韓国の作品なんですが、日本の文化や風習に上手く落とし込むように脚本が練り直されているので、違和感なく観賞できます。
邦画にしては珍しくかなりグロテスクなシーンもありますが、逆にそこが普段海外の作品を見漁っている私のような人間にとっては取っつきやすかったです。
私が特に惚れ込んだのは、終盤の主人公の女性と犯人の一騎打ちになるシーンです。
主人公は犯人が自分と同じ状況(視覚が役に立たない)になるよう建物の明かりを消して、音を頼りに犯人に立ち向かいます。
ホラー映画ではないんですが、思わず息をのんでしまうような緊迫した20分間が続き、観賞後はどっと疲れてしまうはずです。
目が見えないからと言って決して臆することなく、持ち前の正義感と盲目になる前に学んだ警察官としての能力を武器に果敢に挑んでいく主人公の姿がとても頼もしいと同時に健気で、気づくと応援していること間違いなしです。
犯人を推理していく面白さもある作品なので、是非一度ご覧になってみてください!