タイトルなし
2017年12月公開のスターウォーズシリーズ新3部作の2作目にあたります。
本作で前作「フォースの覚醒」ラストで登場した、かつての主人公ルーク・スカイウォーカーが本格的に絡み、ファンの期待を大きく高めました。
だが、期待値の高まりすぎか、本作はスターウォーズのコアなファンから賛否両論が最も多く出る結果となり、興業的にも振るいませんでした。
理由としては、やはりかつて銀河を救ったルークが世捨て人同然となり新主人公レイを師として導くのかと期待していたものが、それも微妙だった事。
また、反乱軍も若いメンバーが後先考えなさすぎず、逆に組織を壊滅寸前まで追い込む結果になった失態を犯したり、悪に堕ちたハン・ソロとレイアの息子、カイロ・レンも強いのか弱いのか今作でも分かりにくく、凄みに欠けること(情緒も不安定気味ですし)、スノークやキャプテン・ファズマと前作から引き続き登場した悪役達の最後があまりにもあっけなさすぎたりと、思いつく要素は色々とあります。
しかし、長年に渡ってレイアを演じたキャリー・フィッシャー氏が本作の完成する1年前に他界し、彼女がレイアを演じた最後の作品だと思うと、私はそこまで嫌いにはなれない作品でもあり、これもスターウォーズという歴史の長い作品ならではのジレンマなのかもしれません。