ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜

ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜

『ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜』とは、コーエーテクモゲームスのガストブランドより発売された錬金術RPG。「アトリエシリーズ」の第21作目であり、新たな世界観で展開される「秘密シリーズ」の第1作である。Nintendo Switch、PlayStation 4、PC(Steam)向けに2019年9月26日(PS4/Switch版)に発売された。
本作は、湖に浮かぶ島にあるクーケン村で暮らす普通の少女ライザが、錬金術との出会いをきっかけに、仲間たちと共に「自分たちだけの秘密の思い出」を作る冒険を描く。シナリオにライトノベル作家の高橋弥七郎、キャラクターデザインにイラストレーターのトリダモノを起用し、これまでのシリーズとは一線を画す夏の陽光や陰影を感じさせるグラフィック表現や、リアルタイム要素を導入した戦略性の高いバトルシステムが特徴である。
発売後、魅力的なキャラクターデザインや等身大の少年少女の成長物語が大きな反響を呼び、世界累計出荷本数は当時のシリーズ最高記録を達成。2023年にはテレビアニメ化も行われた。2025年には「秘密シリーズ」3部作をまとめ、新規要素を追加した決定版『ライザのアトリエ ~秘密トリロジー~ DX』が11月13日に発売された。

5jpamyupi21のレビュー・評価・感想

ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
7

アトリエシリーズ初心者にもオススメ

『マリーのアトリエ』を元祖とする、アトリエシリーズの新たな出発点として、この作品は大きな成功を収めたと言っても良い。
新規層開拓の一翼を担った、魅力あるキャラクターデザイン。戦いの中で強くなる、テンポのいい戦闘システム。長い歴史の中で、より洗練された錬金システムなどの、やりこみ要素。各所に仕込まれた伏線が、意外な形で回収されるメインストーリー。
筆者もそんな今作にのめり込んだひとりであり、主人公ライザの真っ直ぐな姿に心打たれた。ただ、この作品の気になった点を挙げるとするなら、各所に仲間キャラクターに纏わるイベントがあるにも関関わらず、マルチエンドを採用していなかったという所だろうか。
これまでのアトリエシリーズには、選択肢や消化したイベント、フラグを立てることで、分岐するマルチエンドがあったのだが、今作にはその名残があるだけで、一本道の大団円を迎えたのだ。過去作をやっているプレイヤーからすれば疑問だったらしいのだが、アトリエをもし本作品から始めるのなら、そこまで気にはならないだろうから安心して欲しい。
イベントシーンは基本立ち話が多いのだが、慣れれば本作の濃密なシナリオに夢中になれることだろう。
魅力的な女の子を操作し、素材を集めて錬金、レシピを閃く。アトリエシリーズ本来の魅力を損なわずに、様々な要素で殻を破ってきた『ライザのアトリエ』。ゲームでの物作りやアトリエに興味があるプレイヤーは是非遊んで欲しい。