ミスミソウ

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ミスミソウ
7

実写で見るときつい

「ミスミソウ」は漫画で読んだ時からきついなと思っていましたが、やっぱり実写で見ると倍きつかったです。
最初、女の子が壮絶ないじめを受けるのですが、そこは見ていられなかったですね。でも、そこを描かないと、あとの展開がおかしいことになるから描かないといけないし…。なかなかきつい作品でした。女の子が女の子をいじめる理由に、こういうことってたぶん現実にありそうだなと思いました。子どもだし、考えが足らないからそういう考えにいきついちゃうだろうけど、とってもひどい話です。それにいじめとかDVとかってだんだんエスカレートするから怖いですね。いじめっていうか、犯罪でした。そりゃあ、復讐の鬼に化すよと思いました。女の子たちはみなかわいく、主人公の子は美しすぎるきらいもあり、だからこそ余計怖かったです。
またグロ表現も多々あるのですが、被害者がきちんと痛がってくれて、その痛がり方がリアルなので余計怖かったです。漫画の映画化として、すごくうまくいっていると思いました。見ていて、ああ、この漫画ってこういう雰囲気だったなと思えたし、雪の中での殺戮を描いた意味はこれだったんだと実写でみて改めて思いました。真っ白な雪に赤い血が飛び散る映像は怖くもあり、美しかったです。スプラッター映画としてすごく完成していると思います。