ミスミソウ

ミスミソウ

『ミスミソウ』とは、押切蓮介による サスペンス・ホラー漫画、およびそれを原作とした実写映画作品である。原作は『ホラーM』にて2007年から2009年まで連載された。過疎化が進む地方の町を舞台に、同級生から陰惨なイジメを受けたあげく家族を奪われた少女が、加害者たちへ復讐を行うサイコホラー作品である。作者の作品において定番だった怪異が登場せず、人間が引き起こす狂気と恐怖を描いた初の作品であり、精神破壊ホラーと称されている。
東京から田舎の村へ転校してきた野咲春花(のざき はるか)は、クラスメイトから壮絶なイジメを受けていた。家族に心配をかけまいと卒業までの残り期間を耐え忍ぶ春花だったが、イジメは激しさを増していく。ある日、イジメグループが春花の自宅に放火し、妹は重傷を負い両親は命を落とす。事件の隠蔽を図る加害者たちから自殺を強要されたことをきっかけに、春花は家族を奪った同級生たちに対する命を賭けた凄惨な復讐鬼へと変貌していく。
2018年には『ミスミソウ 完全版』を原作とした実写映画が公開された。主演は山田杏奈。映画はR-15指定となり、原作の持つダークで強烈な世界観や残酷な描写が実写化されている。内容は原作を比較的忠実に再現しているものの、一部キャラクター同士の接点の有無やキーアイテムの変更、終盤の展開におけるアレンジなどが加えられている。また、実写映画の製作を記念して漫画アクションには描き下ろしの前日譚が掲載されるなど、多方面で展開された。

7wsamuraiのレビュー・評価・感想

ミスミソウ
7

実写で見るときつい

「ミスミソウ」は漫画で読んだ時からきついなと思っていましたが、やっぱり実写で見ると倍きつかったです。
最初、女の子が壮絶ないじめを受けるのですが、そこは見ていられなかったですね。でも、そこを描かないと、あとの展開がおかしいことになるから描かないといけないし…。なかなかきつい作品でした。女の子が女の子をいじめる理由に、こういうことってたぶん現実にありそうだなと思いました。子どもだし、考えが足らないからそういう考えにいきついちゃうだろうけど、とってもひどい話です。それにいじめとかDVとかってだんだんエスカレートするから怖いですね。いじめっていうか、犯罪でした。そりゃあ、復讐の鬼に化すよと思いました。女の子たちはみなかわいく、主人公の子は美しすぎるきらいもあり、だからこそ余計怖かったです。
またグロ表現も多々あるのですが、被害者がきちんと痛がってくれて、その痛がり方がリアルなので余計怖かったです。漫画の映画化として、すごくうまくいっていると思いました。見ていて、ああ、この漫画ってこういう雰囲気だったなと思えたし、雪の中での殺戮を描いた意味はこれだったんだと実写でみて改めて思いました。真っ白な雪に赤い血が飛び散る映像は怖くもあり、美しかったです。スプラッター映画としてすごく完成していると思います。