恋と嘘

恋と嘘

『恋と嘘』(こいとうそ)とは、ムサヲによる漫画作品および、それを原作としたテレビアニメ、実写映画版作品。原作コミックは2014年から2022年にかけて漫画配信アプリ『マンガボックス』で連載された。2017年にはテレビアニメが放送されたほか、同年には実写映画も公開されている。略称は「恋嘘」。物語の舞台は、超・少子化対策基本法(通称:ゆかり法)により、満16歳以上の少年少女は自由恋愛が禁止となった日本。このゆかり法によって生まれた子供が、いわゆる「ゆかり世代」となった時代、将来の結婚相手が決定したという「政府通知」を受け取った少年を主人公として、彼らの心の動きを繊細に描いている。

a_holly_annaのレビュー・評価・感想

恋と嘘
10

関係が劇的に変化していった10巻

思わぬ形で仁坂がずっとネジを想っていたことを告白し、そしてその思いを諦めるのと同時に友人関係をやめると言い出した話が、ついにこの巻で決着がついてしまったシーンは切なかったです。あんなにも仲良しだったネジと仁坂は、改めてお互いの気持ちを言い合い、傷つけ合ったことを謝罪してもなお、関係が元に戻ることはなく、でもだからといって全く話せなくなってしまうことにならずに済んだ2人が辿り着いた結末が、2人のことをずっと見てきた分、悲しくて仕方なかったです。2人が最後に抱き合うシーンには涙が止まりませんでした。それに、もしかしたらネジが仁坂を好きだったかもしれないというフラグには驚きました。そして、それと同時に大人組の2人もあの時のことを振り返って、そして、本当に終わりを告げてしまった時は切なかったです。でも、莉々奈とネジと美咲の恋の三角関係もまた変化が起きてどっちに転ぶか分からないところと、美咲のためならなんだってする柊が、矢嶋がいなくなることに珍しく泣いてしまうという新しい恋のフラグも立って、悲しいばかりじゃない関係の変化が沢山起きたこの漫画は本当に面白かったです。やり直して欲しい関係もあれど、新しい関係も見守っていきたい微笑ましさがある、不思議な魅力がありました。