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卓球に燃える!痛快青春劇
さまざまなキャラクター性を持つ高校生たちが、ひたむきに卓球に向き合う姿がとても印象的でした。
各キャラクターの特徴がいちいち強すぎて、それだけにコメディー感が満載の映画ではありますが、ストーリーはある意味で非常に大真面目でそれぞれが持つ卓球に対する熱さが伝わってきます。
天才肌で大胆でよくしゃべる快活なペコ(窪塚洋介)と地味で臆病で寡黙なスマイル(井浦新)という、一見不釣り合いそうでありながらバランスのとれた絶妙な二人のキャラクターの組み合わせがクセになります。向き合い方は違えど卓球に一途で、良きライバルであり、深い友情も感じられる二人の姿は青春そのものです。
最終的に卓球の大会で二人は勝ち上がっていき、スマイルの決勝戦進出が先に決まるのですが、脚を傷めながらも必死にスマイルの待つ決勝戦の舞台に届こうとするペコと、そのペコを信じ静かに待つスマイルの様子は、二人の確かな信頼関係を感じさせる場面で感動的です。
また、卓球のゲームシーンでは、プレーヤーの動きやボールの速さが迫力満載です。音楽も斬新でスピード感があり、フレッシュさや快活さを感じさせるものが多いので、よく聞いてもらいたい部分です。