響け!と叫びたくなる
京都アニメーションによる、青春をかけた吹奏楽部アニメです。ユーフォニアムという楽器の名前をこの作品で初めて知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
注目すべきは、作画、ストーリー、音楽、演出、演技…そうです。全部です。1話をリアタイ視聴し、「毎週本当にこのレベルで放送するんですか!?」と聞きたくなるような、劇場版もびっくりな程に美しい30分間に、すぐ心を奪われてしまいました。
そしてこのアニメの1番すごいところをあえて選ぶのであれば、それは「場の空気感」の描かれ方では無いかと思います。
レギュラーを勝ち取った1年生。「先輩を差し置いてレギュラー!?」とザワつく音楽室。部内のギスギス感。顧問の先生への反発心。根拠の無いうわさ好きの部員…。吹奏楽部経験者ではないのですが、お腹が痛くなりそうなほどの張り詰めた空気感でした。女子部員が多い部活あるあると言えば、そうですよね…。
コンクールのシーンは、まさにの前でコンクールを聞いているかのような大迫力!イヤホンで鑑賞すると本当に会場にいるかのような感覚になります。部活に限らず、ひとつのことにこれだけ打ち込めたならとても幸せなのだろうな、といい大人が高校生に戻りたくなったアニメです。