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ロケットに魅せられた
とても感動しました。ロケットに魅せられ、それに青春をかけた高校生の話です。父親は炭鉱の現場の偉い人で、その街では大体の男が炭鉱で働きます。でも、炭鉱の仕事は廃れていっていて、父も辛い立場です。だから、息子の絵空事のようなロケット開発を素直に応援できなくてってのが切なかったです。応援できないといってと発射台のセメントをあげたり、まあ実は応援しているんですけどね。一度、父が怪我をし、息子が高校を辞めて炭鉱で働くという場面もありました。
ロケットもすごくうまくいっていて科学コンテストにも出れそうだったのに家庭の事情で高校を辞めなきゃなんて悲しいなと思いました。ほんと勉強できることは幸せなことなんですね。彼だけでなく、他の仲間もみんなそれぞれ辛いことを抱えていて、そこがまたよかったです。それでも、諦めない姿に感動しました。私も宇宙って好きですが、ほんとにロケットに魅せられたんだなと思いました。
あの時代はロシアがスプートニクを飛ばしたり、ロケットが現実になってきたときです。そんなときにロケットを実際に見たら、たしかにすごく魅せられるのかもなと思いました。学生時代ってスポーツできる人が花形ぽいけど、文化系でも青春できるし、かっこいいと思わせてくれる映画です。若者にぜひ見てほしいです。