ただの会話が面白い。
男子高校生の瀬戸と内海がただ喋るだけの映画です。
映画ですので風船さんっていうバルーンアートを練習している人がいつもの川辺にいたり、瀬戸と内海が出会った頃の話が入ってたりしますが、だいたいは瀬戸と内海が喋ってるだけの映像が続きます。
それで、これだけ面白くしているんだからすごいなと思いました。
原作漫画があって、それもただ話しているだけです。
でも、漫画は1話完結だし、ゆるい漫画としてありえるけど、映画でもありえるんだなと思いました。
主人公の2人は、菅田将暉と池松壮亮が演じています。2人の人柄の勝利かなって感じです。
菅田演じる瀬戸は、おちゃらけて見えるけど、いろいろ考えてもいそうな感じで面白いキャラでした。
話してることも猫が死にそうとか、親が離婚しそうとか、じつはシビアな内容だったりします。
池松演じる内海は暗いけどどこかかっこよくて、彼に惚れている女子学生がいることが説得力がありました。
2人がほんとに仲良さそうでみているとほっこりします。
ほぼ、彼らしか出ていないので出ずっぱりだし、彼らのファンにはうれしい映画だと思います。
しゃべる場所もほぼ決まっているので、そんなに動きがあるわけでもないのですが、なぜか面白く何度も見たくなる作品でした。
菅田将暉の関西弁もかわいくてよかったです。