セトウツミ

セトウツミ

『セトウツミ』とは『別冊少年チャンピオン』にて2013年から2017年まで連載された此元和津也(このもと かづや)による漫画作品とそれを原作とした映画、ドラマ作品。大阪のとある河原で男子高校生内海(うつみ)と瀬戸(せと)が他愛もないおしゃべりをする姿を描くコメディー漫画。漫才のような二人の会話が人気だが、最後に大きなどんでん返しがあることでも有名。2016年に池松壮亮と菅田将暉のダブル主演で映画化され、翌2017年には高杉真宙と葉山奨之のダブル主演でドラマ化もされた。

5onaoki0910のレビュー・評価・感想

セトウツミ
8

ただの会話が面白い。

男子高校生の瀬戸と内海がただ喋るだけの映画です。
映画ですので風船さんっていうバルーンアートを練習している人がいつもの川辺にいたり、瀬戸と内海が出会った頃の話が入ってたりしますが、だいたいは瀬戸と内海が喋ってるだけの映像が続きます。
それで、これだけ面白くしているんだからすごいなと思いました。
原作漫画があって、それもただ話しているだけです。
でも、漫画は1話完結だし、ゆるい漫画としてありえるけど、映画でもありえるんだなと思いました。
主人公の2人は、菅田将暉と池松壮亮が演じています。2人の人柄の勝利かなって感じです。
菅田演じる瀬戸は、おちゃらけて見えるけど、いろいろ考えてもいそうな感じで面白いキャラでした。
話してることも猫が死にそうとか、親が離婚しそうとか、じつはシビアな内容だったりします。
池松演じる内海は暗いけどどこかかっこよくて、彼に惚れている女子学生がいることが説得力がありました。
2人がほんとに仲良さそうでみているとほっこりします。
ほぼ、彼らしか出ていないので出ずっぱりだし、彼らのファンにはうれしい映画だと思います。
しゃべる場所もほぼ決まっているので、そんなに動きがあるわけでもないのですが、なぜか面白く何度も見たくなる作品でした。
菅田将暉の関西弁もかわいくてよかったです。