7
地味顔のスペイシー
これはコメディ?サスペンス?、何のジャンルだったのかはよくわからない映画ですが、おもしろかったです。映像も薔薇がたくさんでてきて、なんか甘美できれいでした。なんか、アメリカのホームドラマとか家族仲良しだし、もっと重い家庭の話もありますが、アメリカも、何となく親のすることが気に入らないとか、夫婦がなんかピリピリとか、そういう日本っぽいところもあるんだなあと思いました。お母さんは家を売らなきゃとピリピリしてるし、娘ももう女性というべき年なのに、お父さんはそれがわかってないというか、うまく付き合えない感じでした。でも、すごい悪い人ってことでもなく、普通のよくいる空気読めないおじさんって感じでした。いや、普通だったけど、娘の友達に誘惑されるところでどうかしていますね。そのせいで、変な方向に頑張っちゃった悲劇という感じでした。ケビン・スペイシーって、サイコ役とかもしますが、基本地味顔なので、普通のお父さんとか似合うなあと思います。最初に俺が死んだ日の話で始まる話なのですが、そのとおる大して悪いこともしていないのに、死んでしまって哀れでした。他の役者もまさにはまり役だし、見て損はない作品でした。