藤井フミヤ

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藤井フミヤ
10

藤井フミヤは一生の宝物

藤井フミヤは、デビュー当時、チェッカーズというバンドのボーカルとしてデビューしました。
チェックの服に伸ばした前髪、ベビーフェイスで甘い歌声。もちろん大ヒットをとばし、一世を風靡しました。
その頃の彼らの楽曲はとても素晴らしいものです。
バンドですから、ベースやギター、ドラムにサックスという演奏は、今聴いても古さの欠片もありません。
そして、藤井フミヤの歌唱力はとても素晴らしいものでした。
バンドデビューから10年、彼らは解散し、藤井フミヤはソロ活動を始めました。
彼は多才な方で、グラフィックデザインや小さなシールを使って作成した絵画など、そちらの才能も素晴らしいものです。
けれどある時、やはり「歌」でいきたいと思ったそうです。
その頃から、彼の歌にはこれまで以上のパワーが宿ったように思います。
そうでなければ、オーケストラを背負ってコンサートなど行えるでしょうか?
オーケストラの演奏に負けない歌声、伸びやかで迫力ある発声は、感動するしかありません。
それだけではありません。彼は、伊勢神宮に奉納する楽曲を作り歌いました。
厳かな神宮の前で、晴れやかに、伸びやかに、素晴らしい歌を奉納しました。
その曲は、彼のベストアルバム100曲の中に選ばれて発売されています。
藤井フミヤの素晴らしいところは、そうした荘厳な楽曲も作詞し歌えば、胸がキュンキュンするラブソングも歌い、ロックな曲、そして、え?(笑)という曲も歌い上げるところです。
例えば「どんどこ男」?え?って思いましたが、楽しくて踊りたくなるような歌でした。
藤井フミヤの歌は、そのほとんどを彼自身が作詞しています。
彼の感性が素晴らしいものだと、歌を聴けば聴くほど分かると思います。
なんなら寝る時に小さな音で歌を流しておくと、安眠間違いなしの手放せないものになるでしょう!