連載20年を超える名作
この作品と出会ったのは、小学校1年生の頃でした。
高校生の主人公が薬の力で小学生になってしまったにも関わらず、そんな状況をものともせずに数々の難事件に書かんと挑んでいく姿は、当時の私の胸を途方もないほどに高鳴らせました。
見た目は自分と同じくらいなのに持ち前の推理力を駆使し、サッカーボールやスケートボードを用いて命の危険すら顧みず目の前の事件に向かっていくのです。
頭の良さだけでなく、その身体能力の高さにも、子供心に憧れを抱きました。
「私もこんな風に事件を解決したい」と思ったものです。
また、緻密に寝られた事件のトリックもとても衝撃的でした。
日々起こる事件を解決しながら壮大なスケールで黒幕に迫っていくこの作品。
ダークな雰囲気を醸し出しながらも、幼馴染のヒロインや関西の親友、博士や友人あっちとのコミカルなシーンでうまくバランスが取れていると思います。
思わず手に取ってしまう、名作です。